段付きシャフト
材質 | 鉄・炭素鋼 |
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形状 | シャフト |
業界 | 自動車・EV |
材質(JIS記号) | S45C |
加工方法 | 旋盤・転造・ブローチ・研削 |
サイズ | φ7.0×L235 |
精度 | ±0.003 |
加工時間 | 15.0秒 |
こちらは、段付きシャフト(自動車部品)です。複合旋盤で加工すると8分かかるところ、以下のように加工工程を分割しライン化することで、15秒で完結させることができています。
①中央部のDカット2か所
通常のエンドミルで加工すると、80秒かかりますが、ブローチ加工で1ストロークで仕上げることで15秒で完了します。
②両端のHカット・Iカット
通常のエンドミルで加工すると、100秒かかりますが、ブローチ加工で仕上げることで15秒で完了します。
③4か所あるタップ加工
インデックス方式の専用機で、4か所同時加工しています。
④仕上げの研削工程
インフィードの研削盤で、2個取りすることで、サイクルタイムを1/2に短縮しています。
さらに、位相精度・ねじ精度は、工程間の自動インライン検査することで、精度保証も行っています。
・切かけ、スリ割り、2面幅、転造ねじ、多箇所内径ネジなどの多機能段付き加工を工程分割した最短サイクルタイムでのライン
・部分的な段差のある圧入径の研削加工ラインを集約し、インライン、アウトライン検査で品質保証度を高めたライン
での生産実績があります。